みなさん、こんにちはこんばんは。たまフライターです。
更新が遅くなり申し訳ござません。(書くネタがない・・・)
タイトルの通り5月半ばになり、気温も暖かくなってきましたね!
しかし、空を日頃飛ぶ人たちにとってはヘリパイロット泣かせの時期が近付いてきました笑
6月になると日本特有の梅雨に入ります。
これが厄介なやつで雨が降る=全天を厚い雲が覆うことが容易に予想できますね。
そのため、基本VFR(有視界飛行)で飛ぶヘリコプターにとっては飛ぶことが難しくなります。
ましてや飛行学生なんかは悪天だと風の影響や視界不良からの安全性を考えると飛ぶことはほぼ無いでしょう。そのため、地上での退屈な勉強がしばらく続くことを覚悟しましょうね。笑
さて、これでネタが尽きたので緊急操作の1つであるオートローテーションについて備忘録程度に書いていきます。
最近ではマスコミの偏ったニュースによって、ヘリ=怖いというイメージがついてしまいました。ヘリのドア落下であったり緊急着陸、墜落などなど
しかし、パイロットは事故を起こそうと思って飛んでる訳ではなく、飛行ルートにおいても安全性を考えて計画し極力住宅街等の人口が密集している場所を避けて飛んでおります。そして緊急着陸をした時はマスコミは浜辺ではなく住宅街だったらどうするんだ?というパイロットが悪いような言い方で報道していたのがとても印象に残ってます。
日頃空を体感しているものからすると、なにかしらの異常が飛行中に発生し、住宅街付近の空き地ではなく浜辺を着陸地点として選定したパイロットに賞賛を送りたいくらいでございます。
ヘリコプターではエンジンに異常や計器および警告灯が点灯した際、ある手順を行っても回復しない場合、オートローテーションという操作を行います。
オートローテーションとはエンジンが止まってもメインローター(機体上部のプロペラ)が空転し回転が止まる事なく揚力を作ってくれます。自転車のようにペダルをこがなくても車輪が回る原理とイメージしてください!
そして、飛行高度が高ければ1から最後までマニュアル通りの操作を行い、異常が回復しなければオートロの操作に入るという事が可能ですが、飛行高度が低い場合は1秒でも判断および操作の遅れが最悪の結果に繋がる可能性が高いため、すぐにオートローテーションを行い降下しながら風向および安全地点を選定をしたほうが安全性は高まります。
こんな感じでパイロットは色々と飛ぶ前から上空においても考えながら飛んでおります。
すこし愚痴のような内容になってしまいましたね。。。
また次はいつになるかわかりませんが更新していきます!
ではでは〜
オートロ備忘録。
・着陸ポイントを超えそうな場合
Sターンおよび速度を少し落とし(65→60)最大滑空率を下げる。(機首をあげる事によって下方からの空気流入が増え回転数が増加する→コレクティブをあげ回転数を下げる)
・着陸ポイント手前におりそうな場合
早めに判断し速度を上昇(65→75)させ最大滑空率を上げる
(姿勢が前傾→下からの空気流入が低下し回転数が低くなる→コレクティブを下げ回転数をあげる。※地上付近だとLowRPM状態の可能性が極めて高くコレクティブを下げきれない為、地上付近では行うことは危険。
ヘリって計器飛行は日本国内ではそもそもとしてダメなんですか?
それとも計器飛行免許みたいなものがあれば飛ぶことは可能なんでしょうか
よくYouTube見てると海外では雲抜けて山の上行ったり雪降ってる中飛んでたりしますけど
たなか様コメントありがとうございます。
いえいえ、そんなことはなくヘリも計器飛行で飛ぶことができます!
それと計器飛行証明という計器飛行方式で飛ぶのに必要な資格も存在しております!
計器飛行にも色々条件がありコメントだと長くなってしまうので記事にしてまとめますね^^