訓練(Training)

「目的」「手法」を考える。

こんばんは!たまフライターです。

今日も飛んできましたが結局はズタボロで帰って来ました。
どうもナビゲーションの科目は苦手です・・・

ナビゲーションとは「A地点→B地点→C地点」と3つの経路を線を結ぶように飛ぶために、予め航法計画書といった紙に飛行を行う方角、飛行時間と書きそれを基に飛ぶのですが、上空は風が吹いているため必ずしもその方角・時間で飛べるとは限らず、時間・方角がずれれば次のチェックポイントまでの時間や方位・風速風向を計算版を使って再度算出しなければなりません。

そして、雲があればVMC(有視界飛行方式)に基づき距離や高度を臨機応変に変えていかなければなりませんし、空には目に見えない管制のエリアがあります。
場合によっては周波数を切り替え、管制にコンタクトし許可を得たり飛行情報を得たりしなければいけない等、飛びながらやることがいっぱいで頭がパンクしそうになります。

この感覚を文にするのが難しいですが・・・、
感覚としては自転車に乗りずっとスマホを弄りながら運転しているような感覚に近いです。

落ち着いて飛行できてないというのが自分の弱みでもあり、今は少しでも楽しんで飛行するという気持ちの余裕がありません。

そしてブリーフィングで教官から

「航法の目的を考えなさい。貴方がやっているのは手法で飛んでいるだけだ」

その時は頭の中に???マークがいっぱい浮かんでおりましたが話を聞いているうちにその意図がわかってきました

「手元にある計画書はあくまでもそれを基に飛ぶだけでありそれは手法
目的というのは決めた各地点を正確に飛行できること。
そのためには、計画書の通りに飛行をしているのだけではなく、もっと周りを視認・航空図を見比べてどこに自分がいるのか、そしてどこを飛行していけばいいのか頭の中でイメージすること。
さらに、雲がどの辺りにそしてどの高度にあるのか、どの方角からどのくらいの風が吹いているのか飛行中にそのあたりも考えられるくらい余裕を持ち飛行を少しでも楽しもうとする気持ちが大事だ」

とグサリっと核心をつく言葉をもらいました。

確かに今回、私は前回の反省を生かし、

絶対に飛行ルートをずらしたくない!
オンコースでチェックポイントの上空を飛行してやる!

とその言葉を心に釘を打ち、航法計画書に書いた飛行予定方位をずっとキープしたまま飛んでおりました。

しかし、気がつくと目の前に雲があったり、もうすぐ見えてくるはずのチェックポイントが見つからなかったりとロストに近い状態で飛んでいることがあり、その時に航空図を確認し目で見えている地形とを見比べればよかったのですが、意地でも見つけてやると思っていたのか外ばかり見てキョロキョロと探していたのを思い出しました。

ここまで不甲斐ない自分に対しとても悔しいですがこれが現実です。
受け止めるしかないので、どう改善すればいいのかまた自分と向き合い次に生かしたいと思います。

本日も少し気を落としながら帰ろうとしたときに、いつもお世話になっている運行管理者さんに「また、明日も頑張りましょう!

という一言をいただきました。

たったその一言でしたが、なんだか心が救われたような気がしましたし、私も同じような境遇の人を見かけたら「また明日も頑張ろう」と一言をかけていきたいなと思った日でもありました^^

長くなりましたがこの辺で!ではでは

POSTED COMMENT

  1. かつえもん より:

    お疲れ様です。かつえもんです。
    今日もお疲れ様です。

    2点ほど教えてください!
    ①資金集めはどのようにしましたか。両親?それともどこから金融会社から借りた?
     差支えない範囲で結構ですので、可能であれば教えてください!

    ②フライトスクールに入学する前は、独学で何か勉強していましたか?
     例えば、英語であったり無線資格の勉強であったり。

  2. たまフライター より:

    かつえもんさん。
    今日もお疲れ様です。コメントありがとうございます。
    (①)の答えとしましては、会社員時代に貯めていた貯金と両親からお金を借りております。
     金融機関で借りることを考えたのですが利子を考えると的確ではないと思いました。

    (②)に関しては英語は全くしておりません。
    そのため、現地にいってからかなり苦労しました。訓練記に書いたように意思疎通ができないと教官のアドバイスが何を言っているのか理解できないので、できればオンライン英会話等で英語の聞き取り、会話等ができるようになっておければそこまで苦労はしないのかなと思います。
    そして、無線資格に関しては会社員時代に航空特殊無線技士勉強しておりましたが受験はしておりません。
    官公庁であれば航空特殊無線技士で事を足りるのですが、民間では無線通信士を求められる事もちらほら見かけるので挑戦の幅を広げたいと思いイカロス主催の航空無線通信士養成講座にて取得しております。

    • かつえもん より:

      たまフライターさん

      かつえもんです。
      お返事ありがとうございます。

      ご丁寧にご回答頂きありがとうございます。
      私も自身の貯金➕親からの借金が理想なのですが、
      金額が、金額なだけにそれだけでは難しいかもしれない気がします…

      なるほど。とても参考になります。

      また、相談させてください。
      いつも応援しています!

  3. たまフライター より:

    かつえもんさん
    とんでもございません。こんな私のブログそして回答を参考にして頂けているこちらとしてもいつもありがとうございます。

    金額は確かに大きいですし一番悩みますよね・・・。
    私も最初に一番悩んで考えたところでした。

    はい、いつでもお待ちしてます!

    また、明日も頑張りましょう^^