日記(Diary)

防災ヘリ事故、そして今後の事

どうも、たまフライターです。

世間はお盆の時期ということで皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は特に予定もなくいつも通りの日常を過ごしております。

先日の防災ヘリ墜落の件ですが、搭乗員全員亡くなってしまうというとても悲惨な事故になってしまいました。

原因予想ですが、GPSの結果によると低速から高速に速度が変わっていたとの情報と墜落現場から60m手前の木々に水平飛行によって傷つけられたような跡が残っていたとの情報があるみたいです。

これから調査が進み運輸安全委員会によって結果が発表されるでしょうが、恐らくバーティゴ(空間識失調)により墜落した可能性が高いのではないのかと思います。

雲の中に入ってしまうと視界はあたり一面真っ白になり、外の景色で機体の姿勢を判断できなくなりその時に頼るものは基本計器になります。
しかし空間識失調になると計器よりも自分の体感で機体の姿勢や現状を判断しようとしてしまう為、機体がどんなにおかしな挙動になっていてもそれに気付かず悲惨な結果になってしまうことがあります。

今回の低速から高速に速度が変化したということは低速飛行しながら雲を抜けようと雲の切れ間を旋回しながら探している最中、いつのまにか機体の機首が下がり速度増速&高度低下に繋がったのか、もしくは機体の姿勢が上下反転しそのまま落下してしまったのか

わざわざ視界が悪い中を高速で飛行する事は考えにくいので恐らく機体の姿勢の変化により速度が増えたと考えられるのではないでしょうか。

しかし、機長はベテランだったという話から計器を見ていなかったという筈はないと思いますが様々なプレッシャーにより今回のような結果になってしまったのでしょうか。

相次ぐヘリコプターの事故でヘリは危ない乗り物だと批判が相次いでいますが、決してそうではなく大半の事故がヒューマンエラー(人的事故)です。
人間が乗る乗り物なのでどうしても人的操作ミスによって事故がこのように繰り返されております。

擁護するわけではないですが、特にヘリコプターにいえることで、オートパイロットがついている機体はそうそうなく操縦をしながら計器チェック、見張り、無線など様々なオペレーションを行なっております。

要するに機長には様々な負荷をうけながら操縦しているものでその負荷が大きすぎると人間なのでミスを犯しやすくなります。

諸外国ではIpadで有能な運行アプリを用いている会社も多いです。

局も全てをパイロットの責任に押し付けるのではなく、何を導入すればもっと安全にそして事故を減らすことができるのかそろそろ具体的に考えて欲しいものです。