訓練(Training)

アルコール問題とナビゲーションのコツ

こんにちは。

ここ最近は昼間が暖かくて春を感じるような気候になってきましたね。
そんな中、今日もANAの副操縦士がアルコール検査で引っかかり1時間半のディレイが起き問題になってました。

ここ最近は操縦士のアルコール問題が連続的に起き、航空法70条の飲酒基準が通達(詳細)で変わり、減るどころか次々に問題発覚しニュースになってますね。

普段、あまりアルコールを摂取しない私が思う事としては

折角頑張ってきた努力が水の泡になり勿体無いなと思ってしまいますが、当本人からすると訓練や社内環境のストレスでアルコールに頼らざるおえない状況まで切羽詰まっていたのでしょうか?

そんな事はさておき、ナビゲーション訓練で一番大事な事がやっとわかってきたような気がするので忘れない為にもメモ程度に書き記しておきます。

初めて飛行する場所だったり、地点把握が難しい場所を飛行する時。

・CHをずらさない(コンパスヘディング)

これに限ると思いました。

最初の頃は地点把握が出来てないのにも関わらず自分の感覚に頼り、
あれ?コースから少し右にずれてるかな?よし、左に少しだけ機首を向けるか。と書いている今の自分からしたらありえない方法で飛んでいました。

その結果ロストポジションしたり、そろそろ見えてくるはずの目的地上空に着かなかったり痛い思いを何度もしてきました。

今は”1度もずらさないぞ!”と心に言い聞かせながら飛んでいますが、大きくずれることもなくなってきております。

また、40〜50マイル程の長い直線飛行があった場合は中間で必ずチェックポイントを設け、計画していたCHで飛行していてもチェックポイントからずれている場合は 風を再計測し、計画していたCHを変更、その変更したCHをまた死ぬ気で守りながら飛行していると、目的地上空付近に必ず着きます。

また、時間管理も重要でおおよそ後◯◯分で目的地に着くな〜と意識しながら飛んでいると、あれが目的地の◯◯か!と地点の把握もやり易くなります。

後は、と2テンポのリズムで で外を見る。 で計器を見る。

と意識していくと速度や高度、CHのずれが気付かないうちに大きく狂ってしまうということが無くなると思います。

もし、今後同じようなナビゲーション訓練で悩む方がいらっしゃれば、そのお方の参考になればと思います。。。。